『ムーミン谷の仲間たち』

ムーミン谷の仲間たち (講談社文庫)

ムーミン谷の仲間たち (講談社文庫)

読了しました。

短編集。タイトルどおり仲間たちのお話。ムーミントロール)はあんまり出てきませんが、なかなかいいよ。
ミイ初登場かな(講談社文庫版)。テレビで見てた時はたぶんムーミンと同じ目線だったから、ミイってけっこうヤなやつだったんだけど、本を読んでみると(本だからかもしれない)なかなかどうして、いいじゃないですか。
登場の『ぞっとする話』『目に見えない子』ともにキラリと光るね。ちょっとイジワルでうそつきで自分がはっきりしていてハードボイルドで(文中表記ね)、もし自分に女の子が生まれたらミイみたいになって欲しいね(ちょっとウソ)。
あと、スナフキンの『春のしらべ』、スナフキンとはい虫(森のちょっとした妖精?)の邂逅、名前、名を持つということの意味。子供よりも大人向きかもね。
そしてけっこう放浪癖なムーミンパパ(^^;の『ニョロニョロのひみつ』おもしろかったです。


そういえばこの本を買った時に[Buy]に書いたんだけど、ムーミンのリンクがけっこう多かったのね。スゲー今でも大人気かと、色々たどってみたら、ムーミンパパ役の声優の高木均氏が2月11日に亡くなっておられたらしいのね。御冥福をお祈りします。遅いけど。