ローマ人の物語3
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1994/08/01
- メディア: 単行本
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で、ベッドでうなりながら読んでました。
このシリーズ本当にハマります。
ポエニ戦役が終わったあとのローマ。勝利したものの、戦時下のひずみが様々に噴出してきます。
ローマ内の改革に挑んだグラックス兄弟は、道半ばにして倒れ、マリウスとスッラは同盟者戦争をともに戦い、後には互いにローマ軍を率いて剣を交えるのです。
地中海の覇者となったローマはその体制に対して大きくなり過ぎ、とこどころにほころびが生じてくる。善と悪ではない。誰もがそのほころびを何とかしようとするのですが、それは敵対者を生み、戦争、内戦という形になってしまう。
このころスパルタクスの乱があり、キケロの名前も出てきます。世界史で習った言葉ですが、初めて(?)ただの単語ではなく、意味とつながりを持っています。
そして、前代未聞のポンペイウスによるスッラ体勢の壊滅。
元老院がかつてないほど弱体化していきます。
それでも、ポンペイウスはスペイン・西アジアの敵対国・反対勢力を押さえ、ローマの国自体の勢力は拡大していくのです。内部の混乱はますます深くなるばかり。
っていいところで続く、です!
早く早く、次の巻読まなくちゃ。
それにしても、巻末に年表があって、ローマ、周辺国、中国、日本の出来事が書かれているんですが、日本って『縄文時代』『弥生時代』としかない。
ちっと悲しいです(^^;