忘却の船に流れは光

忘却の船に流れは光 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

図書館本。これ、早川のJコレクションシリーズですか（笑）好きなんですが。田中啓文さんの本、早川から出ているモノは持ってるんですが（銀河帝国の弘法も筆の誤り (ハヤカワ文庫JA)、蹴りたい田中 (ハヤカワ文庫 JA)、あ、馬子はまだ買ってないや）テイストは同じ。

しかし長編だけあって、今回はスゴイです。
最後のサゲに持っていく為に、描かれた世界が並の量、緻密さではありません。グロさも倍増です。ってそれほど多くの作品を読んでないから倍かどうかはわからないけど。
っていうか、ボクこの人の長編を読むのは初めてだ。

長編ではいつもこんな感じなのでしょうか。例えば登場人物が、ショックを受けて脱糞しまくるという(^^;

しかし、今回ホントに読み応えありました。時折脱力しながらも楽しませていただきました。
大小便、ゲロ、拷問、そして駄洒落に耐性のある方にはおすすめです。

あとねぇ、サゲがねぇ、どっかで見たのと似てるような。ちょっと再読してみようかな