龍時01-02


龍時01‐02

龍時01‐02


図書館本。サッカー小説。堪能しました。


17歳のリュウジが親善試合で対戦したスペインユース代表に影響を受け、単身スペインに渡り、ユース(?)で苦労を重ねてついに、トップチームでプレイします。って内容。


17歳の切実さがピリピリ伝わってきます。と同時に彼が日本サッカーに感じるもどかしさ(?)は、ボク等が日本代表チームに感じるモノと同種であり、シンクロします。
17歳を描く青春小説としても一流です。親、家族、仲間に対する愛情、苛だち、そういったものが丁寧に(サッカーがメインなんですが)描かれています。


野沢尚、前にミステリを図書館で借りたんですが、社会派!?重たいかもと思って、読まずに返してしまいました。
これは入りやすくて良かったですよ。
3巻目はオリンピック代表としてアテネに行くらしいんでそれも楽しみ。