ローマ人の物語2
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1993/08/01
- メディア: 単行本
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図書館本。
ポエニ戦役。vsカルタゴのハンニバル戦。燃えます。
1巻もそうなんだけどローマって(他の国も)戦争ばっかりしています。市民に対する税、つまり義務が、軍への参加というんですから大変です。
で、戦争の、戦略部分みたいなとこは燃えて読むんですが、そんな中に挿まれる、ローマ人がそのころ何を食べていたかとか(肉はあまり食べなかったらしい。魚と穀物メイン?)、そんな描写が面白いです。
シラクサに、アルキメデス登場!そし死亡。こんなところで出てくるなんて思いもしなかった。理科の方でしか、記憶にないもんで。
とにかく、ハンニバル強いです。スゲー。そしてローマ側、スキピオ!
孤高の司令官ハンニバル。そしてハンニバルから多くを学び、破るスキピオ。
戦記物としてぐいぐい引き込まれます。
いったいどれくらいが事実で、どのていど推察して書いているのか、という疑問はありますが、面白ければかまいません。史料が残っていない部分も多くあるでしょう。
でもなぁ、会戦において、片方の被害が何千なのに、もう一方が百数人って、いくら戦術が優れていたってあり得るんでしょうか。
そのへん気になります。そういうのが書かれた本もまた読んでみようかなぁ。
いつになるのかわかんないけど(^^;