さよならの空
- 作者: 朱川湊人
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/03/29
- メディア: 単行本
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図書館本。初朱川(笑)。
なんちゅうリリカルな(^^;リリカルの使い方間違ってるかもしれませんけど。
えっと近未来(なのかな)、拡大、そして移動するオゾンホールに対処するため、フロンガスを無害化する科学物質が作られた。その物質を空中に散布する計画が進められるが。その物質には大気圏に残存し、夕焼けをなくしてしまうという作用もあった。
書きようによってはすげーSFになるようなあらすじですが、お話はその物質を作った老科学者テレサ、小学生トモル、謎の青年キャラメルボーイを主人公に、せつなーい方を目指して進んでいきます。
日本に散布される化学物質。最後の夕焼けをみようとした人々は。その物質のもう一つの副作用を知ることになる。
ここのところ、クライマックスでちょっとね、いい話なんでけど、どこかで見たような聞いたような、ちょっと前に映画でやったアレ的な、というか。
とはいっても、ボクはその映画見てないんで、似てるか似てないかってのは、言えないんですけど。
もうひとひねり欲しかったってかんじかなぁ(えらそうでスマヌ)
けっこうシリアスなネタも絡めつつ、さわやかな読後感。希望を持たせてエンディングって、よかったんじゃないでしょうか。
この人の他のも、ちょっと探してみよう。