さよならの空


さよならの空

さよならの空


図書館本。初朱川(笑)。

なんちゅうリリカルな(^^;リリカルの使い方間違ってるかもしれませんけど。


えっと近未来(なのかな)、拡大、そして移動するオゾンホールに対処するため、フロンガスを無害化する科学物質が作られた。その物質を空中に散布する計画が進められるが。その物質には大気圏に残存し、夕焼けをなくしてしまうという作用もあった。


書きようによってはすげーSFになるようなあらすじですが、お話はその物質を作った老科学者テレサ、小学生トモル、謎の青年キャラメルボーイを主人公に、せつなーい方を目指して進んでいきます。


日本に散布される化学物質。最後の夕焼けをみようとした人々は。その物質のもう一つの副作用を知ることになる。


ここのところ、クライマックスでちょっとね、いい話なんでけど、どこかで見たような聞いたような、ちょっと前に映画でやったアレ的な、というか。
とはいっても、ボクはその映画見てないんで、似てるか似てないかってのは、言えないんですけど。

もうひとひねり欲しかったってかんじかなぁ(えらそうでスマヌ)


けっこうシリアスなネタも絡めつつ、さわやかな読後感。希望を持たせてエンディングって、よかったんじゃないでしょうか。


この人の他のも、ちょっと探してみよう。