やっぱりおおかみ


で、楽天ブックスで買ったのはコレ。やっぱりおおかみ (こどものとも傑作集)Amazonのリンクも追加

絵本です。いつも来る姪に、というよりは自分に(^^;
2歳にはまだ難しいよね。


ボクが一番好きな絵本です。もう30年くらい前の本でしょうか。


ウサギやヤギやブタが暮らす街で、たった一人残されたおおかみの子供。なかまを求めるのですが、ウサギやヤギたちと群れることはできません。楽しそうにしている彼らを見ておおかみは「け」って言うんです。


ずいぶん昔に読んだきりですが、やっぱり好きでした。
寂しいんですが好きです。


以下ネタバレ





最後に気球を飛ばすんですが、なぜだかおおかみはずっとそれに乗ってどこかへ行ってしまうんだと思ってました。
そうではなくて、気球には乗らずに、ただそれが飛んでいくのを見ているんですね。
おおかみは今、この場所で、おおかみはおおかみ。おおかみとして生きる、いうことを心に誓って「ゆかいなきぶん」になったんだ。


一人で生きてゆく寂しさと強さ。そんなふうに子供の頃思ったわけではないでしょうが、自分の思うようではないことが明らかになり始めた世界に対して、おおかみのようになりたいと思ったのでしょうか。そういうようなところでこの絵本が好きになったのかもしれません。


ってどんな子供やねん>ボク


今読んでも、というか今読んでなお一層好きになった絵本でした。